仕事、そして今後の見通しについて
仕事について現状思っていることを書いてみる。
仕事が楽しいかと言われると答えるのが難しい。
自分に嘘をつかないのなら「楽しいときもある」といったところか。
まあ社会人なんてそんなものだろう。
幸い手術はやりがいも感じるし少しずつステップアップしていく過程は面白い。
ただ、むなしくなるのは将来の展望が描けないところだ。
金が全てじゃないが、金銭面で今より良くなる未来は見えない。
企業の春闘など見聞きしていると医療業界がどれほどインフレに弱いか実感する。
インフレ以外にも社会保険料を抑制したいという国の思惑、働き方改革による時間外労働の規制、円安などの影響もあり実感として医師の待遇はかなり悪化していると感じる。
この5年ほどで状況は大きく変わった。
5〜10歳ほど上の医師と話していても感覚はすっかり変わっていると思う。
過去のように医師として専門を究めて大学や市中病院で勤務するだけで裕福になれることはなくなった。
どれだけ給与が下がっても地方公務員ほどの待遇はあるだろうと予測しているので市中病院の常勤など安パイな椅子をゲットできればそこそこの暮らしはできるだろう。
ただ皆同じようなことは考えているだろうし、病院としても人口減少し採算がとれなくなったら医師を減らしたいだろうからどうなるのか正直わからない。
待遇が悪くなったらぶっちゃけ福利厚生の面から教員などの方がいいんじゃないかとすら思う。
本業がうまくいって投資もそこそこ、副業も何かできたら一番良いだろうが、うまくいくことばかりじゃない。
二進も三進もいかなくなったら転職も辞さないくらいのマインドでいたい。